かごしまんまだより
平成25年12月28日(土) かごしまんまだより
今年もあっという間にもう終わりなんですね。
皆様の1年間はどんな日々でしたでしょうか。
かごしまんまをやっていると、「ありがとう」のメッセージや励ましの言葉、そしてなによりもおひとりおひとりが311以降の今を悩みながら真剣に生きていることを痛烈に感じる日々です。
給食、牛乳、弁当、おやつ、水、魚、運動会、芋掘り、茶話会、お付き合い、お泊り、帰省、秘密保護法、避難、移住・・・・。
311前まではなんのこともない日常だったことが今やひとつひとつがとても苦しい。
そしてそれを周囲に理解されない話せないつらさ。
そんな皆様の思いを感じながら野菜や食材を送り続ける日々でした。
どんなに発送量が増えても大切にしているのは納品書やおまけに書く手描きのひとこととできるだけ丁寧な梱包です。
かごしまんまを利用してくださるひとりひとりがどんな気持ちで日々生きているか、玄関の向うを想像して、かごしまんまの段ボールを開けた時に、ほんのちょっとでもホッと安らぎを感じてくれたなら、かごしまんまをやっている意味があると感じています。
先に述べた、給食、牛乳、弁当、おやつ、水、魚、運動会、芋掘り、茶話会、お付き合い、お泊り、帰省、秘密保護法、避難、移住・・・・について、どれについてどんなに悩んでどんな選択をしてもとても苦しいし答えが見つからないこともしばしばあります。
子供達にも311前までは必要のなかった我慢をしてもらうことが多々あります。
気づいてよかったと思える反面、気づかないで今までのようにTVや新聞を見て何の疑問もなく生きていけたらな・・・とふと考えてしまうこともあります。
気づかなかったり、気づいてもそれに蓋をして生きていった方が幸せじゃないのか、と思うことすらあります。
そしてもしかしたら、やっぱり心配のし過ぎなだけで、大丈夫なのかもしれません。
でも今はそれがわからない。
だからできる範囲でがんばってみる。
そんな気持ちを応援させていただき少しでもお役に立つことができれば、少しでも気持ちが軽くなれば、我々チームかごしまんまの喜びです。
チームかごしまんまには、これを読んでくださっている貴方もいます。
例えば貴方が鹿児島の無塩せきウインナーやベーコンをツイッターでつぶやいてくださった時、日本のどこかで子供のために泣きながら必死にこれを探しているママが知ることができて喜んでいただけます。
また、例えば同じ気持ちのママにかごしまんまの存在があることを伝えられれば、そのママはそれから緊張して嫌な思いで電話をかけて原材料の産地を製造元に聞かなくてすむようになります。
それだけで誰かの心が少し軽くなっていただけるのです。
だからチームかごしまんまは、決してかごしまんまのスタッフ3人だけではありません。
かごしまんまの理念に協力してくださる生産者もそしてこれを読んでくださっている貴方も、みんなチームかごしまんまだと恐れ多くも私はいつも感じています。
・・・・なんだか暑苦しい文面になってしまった年の瀬ですね(笑)。
すみません、猛省して新しい年を迎えます。
今までもこれからも手探りばかりの毎日で、皆様にご迷惑をおかけすることも多々あると思います。
でもどうぞご一緒にチームかごしまんまをよりよく育てていってくださいますよう、心からお願い申し上げます。
- 2014.02.24
- 16:03
- かごしまんまだより