かごしまんまだより
平成28年5月24日 【熊本の地震による配送状況】【野菜にとってつかの間のいい時期】
【熊本の地震による配送状況につきまして】
九州自動車道は復旧して現在通行止めはありませんが、復旧したとはいっても応急処置をして車両が通れるようにしただけのようです。
高速道路を走っているのにまるでボンエルフのように道が凸凹盛り上がっているところも多く、
またそれを直すための工事で片側1車線の区間も多いです。ですので高速道路なのにところどころ渋滞がいつも発生しています。
ゆえにまだまだしばらくは県外配送へのお届けは通常レベルより遅れがあると思われます。
引き続きご迷惑ご心配をおかけしますがどうぞよろしくお願いします。
(ボンエルフ・・・住宅街や大型商業施設の駐車場内の横断歩道前にある、車に停止や最徐行を促す山のような盛り上がりのこと)
【野菜にとって、つかの間のいい時期です】
沖縄や奄美は既に梅雨に入ったようですが、鹿児島は晴れ続きで、梅雨前つかの間の本当にいい時期です。
梅ジュース・梅酒用の青梅(南高梅)の収穫・販売もスタートしましたが、梅雨が始まると途端に梅をはじめ野菜のコンディションが悪くなります。
これはかごしまんまの農作物が減農薬や無農薬が多いため、微生物やダニや虫によるキズや病気の跡が多少なりともあるので、
そこを雨が攻撃してカビや傷みが発生しやすくなるのです。
今週の野菜セットは、梅雨前のコンディションが絶好調な初夏野菜が食べられる幻のような週かもしれません。
また梅雨に入ると虫さんはじめ微生物がどんどんイキイキとしてくるので、虫食いや病気も酷くなっていきます。
去年は梅雨の豪雨かつ長雨にプラスして台風被害があったので鹿児島野菜は惨敗でした。
雨で畑から水が引かないので土中にあった落花生やじゃが芋や玉ねぎや深ねぎは軒並みダメになりました。
長雨に耐えたトウモロコシは台風でほとんど倒れてしまいました。
乾燥を好むズッキーニやミニトマト等の多くの夏野菜が不作でしたね。
ナスなんて超高級品になってしまって1本も食べられませんでした。
今年こそは夏野菜の豊作年であると願いたいですね。
とはいえ今年は1月にいきなり鹿児島では数十年に一度という積雪があったほどの寒い冬でしたので、
各生産者さんの種まきや苗の植え付け時期の見極めがかなり難しかったようです。
豊作がいいのはもちろんなのですが、あまりに豊作になってしまうと今度は他の生産者さんと収穫期が重なり市場に野菜が集まり過ぎて値崩れがおきてしまうし、
狙い過ぎて種まきや収穫期をずらし過ぎると生育不良になってしまうし、野菜作りって本当にお天道様と会話し続ける奥深いお仕事であります。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。
- 2019.06.26
- 16:29
- かごしまんまだより