かごしまんまだより
平成28年4月8日 【田んぼに水が張られました】
【田んぼに水が張られました】
普通のお米は6月に田植えして10月に収穫しますが、早期米は4月に田植えして8月に収穫します。
温暖な気候の鹿児島では、早期米をつくる生産者さんが多くいます。
今はちょうど早期米の田植えシーズン。
どこから来るのかそれまでおとなしかったカエルさんたちも大喜びで大合唱です。
早期米は、まだ虫の少ない時期に田植えしますので農薬の量を抑えることができますが、時期をずらして不自然な分やはり味は普通米よりちょっと落ちます。
野菜というのは栽培方法が千差万別で、それぞれメリット・デメリットがあります。
例えば無農薬・自然栽培ですと自然で安心な野菜ができますが、旬が限定されて一気にできて一気になくなりますし病原菌や自然災害にも弱く一気に全滅します。
ハウス栽培は旬が限定されなくなりますが、野菜本来の味が弱くて薄い味になりがち。
農薬・化学肥料を使用する慣行栽培は、生産者さんの労力負担が少なくて野菜の見た目がきれいで形も大きさも揃った野菜ができますが、安心ではありません。
やっぱり農業って奥が深いなあ、とカエルの大合唱を聴きながら感慨深く思ったりしていました。
今回の訴訟で川内原発の稼働停止はかなわず、とてもとても残念で悲しいです。
川内原発で事故が起こったら日本の食はどうなってしまうのでしょう。
311から何も変わらないこの国の現状がとても悲しく悔しいです。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。
- 2019.06.26
- 15:00
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