かごしまんまだより
平成27年10月27日 かごしまんまだより【レンコン秘話】【出水田鮮魚さんが教えてくれた感動】
【レンコン秘話】
レンコンが野菜セットに入るシーズンになりました。
レンコンは秋冬が旬でその名の通り蓮(ハス)の地下茎です。
蓮は粘土質のようなきめ細かい泥が豊富な沼地で栽培されます。
よって産地がかなり限定されてしまう野菜です。
九州では主に佐賀と熊本でしか生産されていません。
火山灰のシラス台地の拡がる鹿児島では栽培は不向きな野菜です。
かごしまんまのレンコンは佐賀で収穫されてすぐに市場を通して箱ごと運ばれます。
1箱20節くらい入っていて泥付のままソーセージのようにつながっています(10月26日のかごしまんまツイートの写真参照)。
これを到着後すぐにかごしまんまのスタッフで節ごとにポキポキ折って泥付のまま袋詰めしていきます。
泥を落とすとレンコンが変色し鮮度も落ちますので泥付でお届けしています。
泥付袋のまま家庭の冷蔵庫に入れておけば1~2週間はもつほどこのレンコンは新鮮でいいレンコンです。
昔から漢方薬としても愛用されていたほど滋養強壮が高いレンコン。
繊維も多いので身体にとてもいい野菜です。
その調理方法は、泥を流水で落としてから皮むき器で皮をむき、包丁でカットした後は変色を防ぐために酢水にすぐ漬けます。
その後、煮物や炒め物、味噌汁等に使います。
オススメは2~3mmにスライスしてからフライパンや鍋でごま油で炒めてからみりんと醤油を大さじ1づつ入れて弱火でサッと絡めてかつお節をかけて頂く「れんこんのごま油炒め・かつお節がけ」です。
新鮮なレンコンの素朴な味がよくわかる一品ですヨ。
レンコンは単品商品化のリクエストを多く頂く人気野菜ですが、このようにして佐賀から箱ごとかごしまんままでやってくるので受注数と発注数を合わせるのが難しく、単品商品化ができないのが現状です。
どうぞ秋冬の野菜セットにレンコンが入っていたらこんな秘話を思い出しながらご家族で楽しんで食べてください。
【出水田鮮魚さんが教えてくれた感動】
リニューアルオープンの花輪が店先をにぎわせていたのを、たまたま通りがかりに見つけて入ってみた出水田鮮魚さん。
まずアサリの品質の良さにびっくりしたのが始まりです。
私は千葉にいた時に父がプレジャーボートを所有していて、よく船橋の海でアサリを鋤簾で業者並みに獲って食べておりましたので、アサリの目利きには自信があります。
正直に申し上げてどこもお店のアサリは小さくて肉が痩せていて美味しくなくて出汁も出なくてがっかりしていました。
しかしこの出水田鮮魚さんの店頭に並ぶ熊本県産アサリを一目見てびっくり。
父と獲ったあのアサリに近い、大きくて活きのいいものだったのです。
本当に美味しいアサリは味噌も出汁もいらないアサリ汁が作れるのですが、これをお店で買ったアサリで初めてつくることができて感動しました。
さらに一緒に買った鹿児島県産アジの干物が美味しくてびっくり。
原材料は「アジ、塩、灰持酒」のみ。
この灰持酒っていったいなんだろう?
出水田鮮魚のご主人に聞いてみたら「旨味成分である天然アミノ酸がお酒の中で一番含まれていて、なんと本みりんの倍以上。そして火入れをしない酒なので酵母が生きていて肉質を柔らかし旨味を引き出す、とのこと。
さらにこれが鹿児島独特の地酒であり、料亭などでみりん以上に重宝がられているということを知りました。
地酒屋さんで探して買って味見してみると、甘くてクセがなくてまるで透明な甘酒という感じでした。
こんなに美味しい調味料があるのか、と感動しました。
しかも原料の玄米も木灰もオール鹿児島県産。
あまりに感動しましたので、近いうち酒類販売許可を取ってかごしまんまでも商品化をしよう、と決意したほどです。
久しぶりに食べた魚介類で、食の感動も頂いたのでした。
【11月1週目の発送日につきまして】
11月3日(火)は、祝日の為、発送がございません。
4日(水)も前日が祝日の為、発送準備が行えず発送をお休みさせて頂きます。
1週目は6日(金)のみ発送となります。
その関係で、定期便をお申込みのお客様で11月6日(金)へ発送日を変更ご希望の際は、お手数ですが注文締切の《10月30日金曜日13時》までにご連絡くださいませ。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
株式会社 かごしまんま
山下 理江(ツイッターID @riesea りえし
- 2017.09.06
- 16:58
- かごしまんまだより