かごしまんまだより
平成27年9月1日 かごしまんまだより【台風の爪痕】【原料が多いものほど安いものほど商品化が困難】
【台風の爪痕】
大型台風15号による暴風雨は、九州各地に被害をもたらしました。
道路事情により発送が遅れてすみませんでした。
かごしまんま関連では、【旨味ねぎ】のビニールハウスが全棟壊れて畑がめちゃめちゃになってしまいました。
ハウスと畑の復旧でしばらく生産休止になります。
また、北薩地方の長時間停電による影響で【無塩せきハム・ウインナー・ベーコン】が9月7日まで供給休止になってしまいました。
停電により肉以外の副原料がダメになってしまい、その仕込み直しで何日間かかかるのだそうです。
鹿児島は土地柄、梅雨に台風に降灰に自然災害に遭いやすいので多くの農家さんが作りやすい作物(ニンジンや芋類)に偏ってしまいがちです。
そんな中を果敢にモロヘイヤやニラやナスや夏の葉物野菜(水菜・小松菜・ほうれん草・旨味ねぎなど)等の、ちょっとなにかあると全滅するような品種の野菜をつくってくださる生産者さんは偉大ですね。
こういう生産者さんがいてこその野菜セットです。
「お金を出しているから」という上から目線で見るのではなく、常に生産者さんをとりまく環境や状況に気を配って、そして消費者である皆様にも知って頂きみんなで理解し合い協力し合う、そういうふうにかごしまんまをやっていきたいな、と思っています。
そういう信頼を培ってこそ、放射能や農薬や添加物への願いや要望を伝えやすくそして受け入れてくれやすくなると日々実感しております。
今回の野菜は台風の影響で露地物を中心に少しキズがついているものもあります。
引き続き皆さまにはご迷惑をおかけしておりますが自然災害による影響ゆえ、なにとぞご理解ご協力よろしくお願いします。
【原料が多いものほど安いものほど商品化が困難】
よくお惣菜や漬物の商品化のリクエストを頂きます。
これは本当に難しいジャンルです。
なぜならこれらは原材料が意外と多く一般的には安くないと売れないものなのでかごしまんま基準的にアウトなものばかり。
例えば主原料の一部の産地が西日本ではなかったり、調味料に添加物が入っていたりその2次原料がアウトだったり。
また、これらはお店で売る時に美味しそうに見せるため着色料や発色料が入っています。
賞味期限を延ばすために保存料が入っています。
コスト削減化がされている商品ほどアウトです。
逆に完全にこだわって無添加・九州産ですと価格が高く賞味期限が短かったり冷凍保存だったりするのでなかなか取扱いが難しいのが現実です。
商品化への道は、
①かごしまんま基準(なるべく九州産・無添加・減農薬・NonGMO)に合うか
②日常的に手を出せる価格帯か
③物流で赤字にならないか(生産者からかごしまんままでの配送料・1回に仕入れる数と賞味期限内に売れる数が合うか)
のこの3つの基準を満たすものでないとなかなか難しいのであります。
子供達が大好きな『ふりかけ』が、なかなか商品化できないのもこういう理由からです・・・。
納得(妥協?)できる商品が見つかるまで、手作りで頑張っていきましょう!(涙)
【9月18日(金)・25日(金)発送につきまして】
9月18日(金)・25日(金)は連休前後の発送のためご注文が多く、通常の集荷時刻と違うために商品の到着が遅れる可能性があります。
また【発送連絡メール】が次の日の送信になる可能性もあります。
ご理解・ご協力お願いします。
【連休に伴うご注文締切日変更のお知らせ】
9/19~9/23は連休の為、その間の発送もお休みです。
休みの関係で、9/29・9/30発送のご注文締切は《9月18日13時》とさせていただきます。
定期便のお客様で発送日が連休にかぶる等の理由で定期便発送日を9/25・9/29・9/30に変更ご希望の際も
《9月18日金曜日13時まで》に弊社までご連絡いただきますようお願いいたします。
また野菜セットを【ダブル野菜セットに変更】等も承ります。
その場合も各締切日時までにご連絡くださいませ。
休み中もご注文とメールは大丈夫です(お返事が遅くなります)。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
株式会社 かごしまんま
山下 理江(ツイッターID @riesea りえし)
- 2017.07.25
- 15:18
- かごしまんまだより