かごしまんまつれづれ
【かごしまんま災害等支援活動基金からのお知らせ】
昨年の熊本大震災から丸1年たちました。
この1年間、皆様には多くの募金や応援をいただき、本当にありがとうございました。
おかげさまで継続的で無理のない支援活動ができました。
心よりお礼申し上げます。
まだまだ現地は復興の途中で、仮設住宅に住む人がたくさんいらっしゃる状況で、ますます地域密着の支援が必要だと感じます。
しかしながら鹿児島から3時間かけて益城町に通うことがなかなかかないません。
そこでこの1年目を節目に基金の残り金額を、いったんサポートしてきた木山ボランティアベースへ寄付し、今後はこの木山ボランティアベースへの直接の支援金を皆様にお願い申し上げたく存じます。
【1年間の支援活動を通じて思ったこと】
ボランティアは、日本においては個人レベルでは金銭的にも体制的にも体力的にもなかなか難しくて続けられないな・・・・と痛感しました。
かごしまんまは、皆さんからの支援金や応援があって、そして「支援活動する日の経費は食費も含めて全て基金から出す」というルールにさせて頂いたからこそ、金銭的にも体力的にも無理なく続けることができました。
また、幸いにも初日でベテランボランティアの橋之口みゆきさんに出逢い、相談しながらベテラン集団の木山ボランティアベースの支援に特化したことで、初めての支援活動でも続けることができました。
しかし、いざという時の災害時に集まるのは、ボランティア経験豊富な人ばかりではありません。
むしろ多くの方が未経験なのではないでしょうか。
ボランティアの方々へのバックアップ体制も必要だと痛切に感じました。
被災地では、被災者の方々には支援物資の食材や飲料が配布されて避難所も開設されましたが、被災地なのでコンビニもお店も宿泊施設もしばらくの間は全く機能していない状況下で、大勢のボランティアの方々は困っていました。
もっと災害時のボランティア受け入れ体制について国や行政が成熟しないといけないのではないかと思いました。
国や地方自治体の偉い方々はボランティア不足をよく問題にしていましたが、ボランティアは個人では簡単にできることではありません。
いざという時の災害時に、ボランティアの手を必要としないほどの国や行政の体制づくりこそ必要なのでは、と憤りを強く感じます。
ボランティア不足問題よりもまず、災害発生時において初期の公的機関の混乱と公的機関にうず高く積まれたままの支援物資こそ今後の大きな課題だと思います。
かごしまんま災害等支援活動基金の、熊本支援活動はいったん終了しますが、今後も木山ボランティアベースの応援をはじめ熊本の皆さんの復興を一日も早く願い希求し続けます。
木山ボランティアベースの活動の様子は、橋之口みゆきさん(Miyuki Hashinokuchi)のフェイスブックをどうぞご覧ください。
皆さんのご支援に心から感謝します。
かごしまんま災害等支援基金
代表 山下 理江
【木山ボランティアベースをまとめる災害NGO ラブ&アースの橋之口みゆきさんからのメッセージ】