かごしまんまだより

平成26年12月10日(水) かごしまんまだより【減農薬野菜を販売するむずかしさ】

この度はご注文いただき、ありがとうございます。商品は無事に届きましたでしょうか。

【減農薬野菜を販売するむずかしさ】

平岡農園さんがパクチーを今年から栽培し始めて、いよいよ収穫期に入ったとの連絡が入りました。

農薬を使用していないパクチー。

アブラムシが発生する度にテントウムシをせっせと捕まえてきてパクチーの葉に放ち、アブラムシを食べさせ退治するそうです。

かごしまんまでホームページにも商品UPします。

しかしパクチーはタイ料理などの香味野菜として使用されるマニアック(?)な野菜なので買う人も限られます。

セロリなどと同じように大好きな人にはたまらないものですが、なかなか売れる場所を見つけるのが難しい。

スーパーや産直コーナーですと使いやすくて安価なものから売れていくので残ってしまいがちです。

平岡農園さんも悩んでいました。

それではオーガニックレストランや自然食材店や都会の高級スーパーへ出せばいい、という考えが出てきます。

しかしそれぞれ配送費用がかかってきます。

葉物野菜は鮮度を保つためクール便で送るので段ボール代込みで1箱約1000円かかるわけです120束入れたとして1束あたり50円の配送費がかかってきます。

配送費はそのまま野菜の価格に反映されます。

野菜1束あたり50円の配送費というのがどんなに大きいかわかると思います。

パクチーは小さい野菜ですから120束入りますが、例えばキャベツや白菜ですと16玉か8玉しか入りませんから1玉あたり120円以上もの配送費がかかってきます。

例えば原価100円のキャベツだったとしても配送費を含めた原価にすると220円になってしまうわけで、これに利益を載せるとキャベツ1300円以上になってしまうのです。

ゆえに阿蘇の噴火の降灰被害で買い手がつかない野菜を何とかしてあげたいなと思いつつも、鹿児島から熊本までの配送費と鮮度が壁となり何もできずにいます。

九州の減農薬野菜を関東で売るのは意外とこのように難しいのあります。

もしこの配送費を低く抑えようとするなら、専用の直送トラックやコンテナにめいっぱい大量に野菜を詰め込んで市場に運搬して卸してスーパーなどに出していくわけですが、減農薬や無農薬野菜は手がかかるので大量生産できませんし大規模な農家でないとそういう方法はなかなか取れません。

減農薬野菜の小口配送はやはり宅配便を利用するのが主流です。

安心な減農薬野菜が高いのはこういう理由です。

地元の産直所の野菜が安くて新鮮なのは、農家さんが朝採ったものを自分の軽トラで運搬できる場所に販売場所があるので配送費を野菜価格に上乗せしないですむからです。

ドラえもんのどこでもドアがあれば、無農薬のおいしいパクチーを新鮮な状態で安く欲しいところに全国どこでも届けることができるのになあ、といつも思います。

と同時に、産直所の野菜を見つめるたびに「できればやはり移住を・・・」と願わずにいられません。

【再掲・121926日と19日は発送量が多い為、作業が終わらない場合は次の日に発送させて頂きます】

スタッフ全員、全力で作業いたしますので、誠に申し訳ございませんがどうぞご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

また、年末年始の配送量増加や交通量増加の為、配送に遅れが生じる可能性があります。商品の到着を心待ちにしている中、大変申し訳ございませんがこちらもよろしくお願い申し上げます。

【再掲・19日発送の締切は1226日午後1時です】

年末年始は多くの生産者が休暇に入る為、生産者への発注を年内にしなければなりません。

つきましては19日発送の締切を1226日午後1時とさせていただきます。

どうぞご理解ご協力よろしくお願い申しげます。

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