かごしまんまだより

平成25年3月1日(金) かごしまんまだより 【母親が一番応援するのは生産者ではなく子供】

この度はご注文いただき、ありがとうございます。
商品は無事に届きましたでしょうか。


数日前、かごしまんまのツイート(@kagoshimamma)で「ひなあられご希望の方、メールください」とつぶやきました。
そしてメールいただいた方には今回有料でひなあられをお裾分けさせて頂きました。
(そのひなあられは生産者から仕入れるのではなく地元のお店で購入してくるものなので、「商品」ではないので、
かごしまんまのHPやメールでお知らせできなかったこと、お許しくださいませ。)

私も子供がいるので1か月前からひなあられを探して色々なお店を廻り、やっとの思いで九州のメーカーのひなあられを見つけました。
見つけた時はホッとした思いでした。

そのメーカーに卸売りしてもらえないか聞いたところ、今年の分は全て生産終了して卸すところも決まっているとの
ことだったので販売を断念しました。

でも全国で、同じ気持ちでひなあられを探しているママさんがいることを思うと非常にせつない気持ちになり、
前述のようにツイッターでつぶやきました。


何も考えなければ、かわいいキャラクターのパッケージのひなあられを買えば済むところですし子供も喜びます。
でも多くのメーカーにお問い合わせをしても「国産」とまでしか教えてくれない、検査もしていない。

ならばなるべく汚染懸念地域から遠いところの材料を使って汚染懸念地域からなるべく遠い土地で製造しているものを
選ぶしか私達母親にはできることがありません。



本当は「食べて応援」したい。
私もそう思います。


でも母親ならばまず一番応援して守るべき人間は、「生産者」ではなく「子供」なのです。



国の決めた基準値は「販売していい」基準値なのであって、決して「食べなくてはならない」基準値ではないのです。
「買いたい・食べたい」基準値の判断は私たち母親の自由であるべきです。

それなのになぜ民主主義で自由な国であるはずの日本では、こと放射能に関してはタブーな雰囲気なのでしょう。
風評被害から生産者を守ることももちろんですが、食品汚染から子供達を守ることも共に関心高い雰囲気があって
しかるべきなのに。

例えば食品の放射能検査や田畑の除染や生産者の移住に関する国の援助や
給食や子供向け食品に関する法の整備等の議論や風潮や世論はもっと早急に高まるべきであると思います。
そうすれば日本という国を担う「生産者」と「子供達」双方をより守り、より良くしていくのではないかと切に切に思います。
そして将来かごしまんまの役目が終わる日が来ること、それを切に切に願います。



この時期の風向きの影響で、かごしまんまの野菜は桜島からの灰を多く被っています。
灰の成分はほとんど無害ですがよく洗ってお召し上がりください。

桶やたらいで水をためて野菜を洗うと、底に黒い灰がたまっていく様子がわかります。
かごしまんまからの段ボールの中も少しザラザラしていたりします。(灰の動きを観察すると、放射能の事も色々ヒントになります。)

また、かごしまんまの野菜は「見た目」ではなく低農薬、有機農業、季節のお野菜、新鮮さにこだわります。
それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。

なるべく農薬を使用しないので土壌細菌や虫喰いにより穴が開いていたり傷やシミがついていたりするものもありますが、
食べても問題ありません。
気になる場合はその部分だけ取り除いて下さい。また、形や大きさも様々で綺麗な野菜ではありません。
どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。

届いた野菜が凍っていた、腐敗等ございましたら遠慮なくお申し出くださいませ。

その他の商品も「見た目」ではなく安全性とおいしさにこだわったものが多いです。
一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
実際に生産する現場まで足を運んで確かめています。

ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。
そんなものをこれからもずっと変わらず提供し続けていきたいと思います。

株式会社 かごしまんま
代表 山下 理江

2013-03-04 13:24:00

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